2018年の音楽 ~リスニング編~
年の瀬ですね。今日は大晦日ですし新譜リリースももうこれ以上無いでしょう、、というわけで 2018年リリースの中でも私からみなさまへおすすめしたい曲たち(の中でも Spotify で聴ける曲)で構成されたプレイリストを作りました。
ピックアップ
最近は気に入った音源を何度も繰り返し聴くというより、知らない音楽を探す方に時間を使っています。ですけど、数多く聴いた中でも印象に残っている思い入れのある曲はいくつかありまして。それをいくつかピックアップしてお話します。
Shaky Dreams (You and Me Forever) - Dorias Baracca
この曲が収録されている Dorias Baracca のアルバムは元々2011年にレコーディングされていたものですが、その完成当日にリードシンガー・ギターの Buster Svendsen が亡くなってしまったためにお蔵入りになっていました。それが今年リリースされたのは私個人の中では今年一番のビッグリリースといった感じで。その中でも一番好きな曲がこれなので、そういった意味では2018年のベスト・ソングです。 リズム隊主体で演出された浮遊感、ゆったりとした優雅なコード進行、サビで入るエンジェリックなアコースティックサウンドにコーラス、私が思うドリーム・ポップの理想形そのものがぎゅっと詰まっていてもうたまらんのです。
Mooo! - Doja Cat
MV も曲も1日で作ったという雑ラフなスタイルながらも、乗りやすさとメロウさを絶妙なバランスで兼ね備えたトラックにパンチライン続出のリリック、思わず口ずさんでしまうキャッチーな Moo Moo コーラス、そしてこのビデオ。ものすんごい高い中毒性。これ以上細かい説明はいらないでしょう。とりあえず YouTube 見て。
Bring Out Your Dead - $uicideBoy$
今年はなんか聴きたくなるタイミングが多くて、よく $uicideBoy$ を聴きました。ぶっちゃけ大体ダウナーなときだったんですけど……。でもそういうときに聴くと落ち着いたんですよね。私は彼らと同世代で、30手前に何か成し遂げないといけない焦りみたいなのは少なくとも頭の奥にあって、彼らのキマりきったダウナーな作風とそれが時代にマッチしているっていうのは世間的にはそんなに良いムーブメントじゃないんだろうけど、私から見たらある意味救い的な部分があって……自分で言ってて意味がわからなくなってきたんですが、彼らみたいなスピリ具合が許され始めてきている雰囲気を最近は感じています。こういうの(ドラッグの話ではなく)私は許容したいです。
Subdivision - Jason Forrest
Jason Forrest もとい DJ Donna Summer は私にとってのブレイクコアの原点なのです。例えば彼のサンプリングセンスや展開構成自体に根本的なブレイクコアを感じてしまうという。 この曲はディスコライクなサンプルが淡々と繰り返される部分ばかりで構成されていて、ブレイクビーツがあるわけでも特別速いわけでもないんですが、エフェクトの入れ方や局所的なスクラッチ音などの変化球サンプルの出し方でブレイクコアを感じるっていう Jason Forrest の極みみたいなものを感じます。
Spotify で聴けないけどよかったものたち
まあ自分でミックス録れよって話なんですけど時間がないしミックスにしたらしばらくしたあとに聴き直して「うわーこここんな雑な繋ぎしててクソすぎワロタ」って自分でなるのわかってるからプレイリストを作るだけにしました。(2017年のミックスはそういう事情で現在非公開です)
だけど、 Spotify にもない曲も紹介したいのでそれらは個別で紹介します。