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深セン滞在日記 1~2日目

23日から中国は深センに来ている。深センといえば中国のシリコンバレーだとか言われているし、テック系スタートアップがいっぱいあったり街中にもテクノロジーが浸透している印象。技術書典のネタにもなりそうだし、ということで5泊の滞在を予定している。

深センに行くには、香港を経由する方法が一般的のよう。私は香港国際空港を経由して、フェリーで入国する方法を取った。この方法だと香港への入国審査を省けるのと、飛行機で預け入れた荷物も一緒に運んでくれるので、とっても楽。その分お金はかかるけど、初めて深センに行く身でも簡単に渡航できたので良かった。

宿は南山区で Airbnb の一室を取った。普通の団地の一室で、現地の人の生活感が垣間見れる。南山はまだまだ発展途上という感じで、街中には小さな商店が活気よく並んでいて、道路の舗装が凸凹だったりする。少し東南アジアっぽい雰囲気だ。一方で華強北電気街がある福田区なんかはでっかいビルがバンバンと立ち並んでいて、イメージ通りの深センである。

華強北電気街は深セン秋葉原と言われている場所だ。普通にヨドバシみたいな規模のビルもいっぱいあるんだけど、ラジオデパートみたいなパーツごとの専門店もたくさんある。スマホケースとディスプレイ系パーツのお店が入っているビルに入ってみたところ、ワンフロアでも似たような物を売っている場所が多すぎてビルの中で迷って割と大変だった。ちなみにヨドバシみたいなビルに入っても奥に行くとそんな感じで、ビカビカ光るLEDのおもちゃがいっぱい売ってたり、ドローンが飛んでたりする。

こっちに来て一番つらいのは VISA や MasterCard のような国際カードが使える店がほとんどないこと。現地の人はほとんど WeChat Pay を使っているし、とても便利そうなので私も使いたくいろいろ試したが、だめだった。短期滞在の外国人は WeChat Pay を使うのにあれこれ銀行回ったりするより、諦めてクレジットカードのキャッシングをおすすめする(自戒を込めて)外貨両替所もあるが、日本の空港で換金するのと同じくらいのレートで、そんなに良くない。ちなみに現金を使おうとすると、たまに嫌な顔されたり、お釣りをもらうのに時間がかかったりする。一番いいのは事前に日本で銀聯カードを発行してから来ることだと思う。中国はキャッシュレス社会だけど、外国人旅行客が同じ体験をできるようになるには、まだまだかかりそう……

あと、通信環境は当然日本とは大違いなのでお気を付けて。Wi-Fi が飛んでても Google, Twitter, Facebook, Instagram LINE あたりは検閲がかかっていて見れない。このあたりのサービスを使うなら、香港経由の VPN を使った SIM なんかを入手する必要があり、これは現地では入手できない。必ず事前に準備してから行くこと。

ちなみに私は WeChat Pay 使うために銀行口座開こうとして300元で中国本土の電話番号付きの SIM 買ったりしましたが……短期滞在なら↑のSIMで十分だと思う。

全体的に街は整備されていて快適。特に地下鉄はすごく綺麗で、警備員さんも見回っているので安全。スイカみたいな深セン通というカードを買えばすぐに乗車できるし、乗車賃は初乗り2元(今のレートだと30元くらい)で超安い。

一方で日本と一番違う部分はまあ予想通りだけどトイレ環境かと。というかトイレ環境だけは日本は本当に高水準だなって思ったのでした。流石に都会なので仕切りがない所謂ニーハオトイレみたいなのは未だに遭遇してないんだけど、和式っぽい形のトイレで個室にちり紙が設置されてないというのが普通。でかい百貨店やモールなんかに行けば洋式トイレで個室にちり紙があったりもするんだけど、ウォッシュレットなんてものは当然ない。個人的に生活環境で水回りの綺麗さは割と重視ポイントなので、そういう点で住むのは難しいかもと思いました。これからどうなるかはわからんけどね。