風邪を引いたときは好きな食べ物を食べていい
「こうでなければならない」というような制限から何か得るものはあっただろうか?私の場合は得たこと以上の代償を払ってきたと思う。そのような制限を自分ルールと呼ぶとしよう。これは懺悔を含んでいることを前置きとするが、私は今までたくさんの自分ルールを作り、自分自身や身の回りの人に勝手に課してきた。簡単で比較的無害な例として「風邪を引いたときは好きな食べ物を食べていい」といったもので、そのルール作りとプレイに熱中するあまり、まさしく自分ルールという名前の iOS アプリを使って日常をポイント制ゲーム化していたことすらある。 このようなアプリが配布されていることから、私のように自分ルールを作って運用している人は自分以外にも少なからずいるのではないかと思うが、あくまでもこれは自分ルールである。他人に対しては適応外であることを深く念じておかねばならない。
風邪を引いたときに好きなものを食べる自分ルール程度なら自他の区別は簡単に付くし、それを他人に課そうとしたところで、実際食べることまでコントロールはできない。しかし、私は無意識にルールに価値判断を加えていた。つまり、風邪を引いたときに好きなものを食べないやつは損してる、といったように。というより、ルールの策定と運用は自分の価値観に基づいてなされており、その価値観を強固にするための材料だった。臨床心理学でいうところのスキーマというべきだろうか。
スキーマは認知や感情を形成する土台であり、人によって様々である。同じ状況でも人によって良いこと悪いことの捉え方が違うのは土台のスキーマに寄るものである。
今まで私は、ある人が私の自分ルールに沿った行動を取っていなければ、その人は私のスキーマを乱し感情を煽動する人間なのでワック、という自他を混同した短絡的思考で怒り狂ったり、連続しない自己の行動によって自爆していた。改めて言葉にすると頭が悪すぎて嫌になる。完全に自分ルールと決別したとは言えないが、最近はその思考を自分で捉えられるようになっただけ変わったと思う。
加えて最近思うことがある。でも、それでもいいんだよ。ということである。というか、いいというものはないように、だめというものもないし、それぞれを尊重するべきである、と。
私のスキーマは、人生は無意味で他人は信用してはいけないという主旨である。
これも尊重するべきである私たった一人の大切なスキーマである。もちろん、私が言葉にすることはできないけれど、あなたのスキーマも、どんなものであっても尊重されるべきスキーマ。人それぞれが違ったスキーマを持つから、それぞれが自分ルールを策定・運用していたり、結果として同じ時代や同じ状況にいても違う世界を見ている。それは現代の科学技術を持ってしても交わらないものであり、全てが尊重されるべき思考である。だから、私が勝手に自分ルールに反した人に怒りの感情を抱くのは私の中で勝手だし、仮に私が怒っている姿をあなたが見て何かを感じたとしても、そこからはあなたの見え方でしかない。それぞれがそれぞれの妄想の世界で生きているというのは、そういうことである、と私は捉えている。
みんな違ってみんないいし、みんな交わらない。自分の世界の存在を確認できるのは自分だけで、それを受け入れて祝福できるのも自分だけなのでしょう。皆さんのことは知らんけど、僕の中ではそういうことになってます。
UI を分解する
本記事は STORES.jp アドベントカレンダー の22日目の記事です。
@tttttahiti です。自分はフリーランスとして Web フロントエンドの開発や研究技術同人誌の執筆などを主にしているのですが、STORES さんとはかれこれ1年以上取引させていただいております。この度は人事の近藤さんよりお声がけいただき、外部の人間ではありますがアドベントカレンダーに参加させていただくことになりました!ありがとうございます。こういうオープンなところが STORES(hey) さんの好きなところです。
STORES さんではフロントエンドの開発を主に行う UI 改善チームの一員としてお手伝いをしています。UI 改善チームはエンジニアで構成されたチームですが、デザイナーとの連携も頻繁にあり、日々 UI についての議論が活発になされています。UI の開発は奥が深く、一つの部品について何度も考え直したり、作り直したりすることもあります。 この記事はそんな日々の中で UI の分解についてぼんやり考えていることを個人的に考え直してみるための記事です。至極当たり前なところからスタートしていきますので、冗長な内容になっているかもしれませんが、自分が悩んだときに立ち返ってみたいポイントを書きながら整理していきたいと思っています。
UI とは
UI とは、インタフェース(日本語に訳すと接点、ある領域とある領域を介する部分といった意味になります)というものの中でもユーザという役割が存在するケースにおけるものを指して使われる単語です。インタフェースは至るところに存在し、またユーザという役割が誰になるかといった解像度によって何がインタフェースとなるかの捉え方も変わってきます。基本的にはオブジェクトからオブジェクトに対して使用するという繋がりが生まれたら、そこには UI が存在するといって差し支えないと私は考えます。
具体的な例えとして、ある商品を売る会社があるとします。経営者から労働者への指示として使われる言語は UI です。そして、労働者が商品を売るときにレジを使うとすれば、レジは UI です。 そして、ある商品を売る会社が STORES というオンライン通販サービスを使っているとします。STORESで商品登録するには具体的に以下のような行動手順を踏みます。
- パソコンをマウスで操作し、 Web ブラウザを立ち上げる
- Web ブラウザの URL バーにキーボードを使って https://stores.jp と入力し、STORES にアクセス
- ナビゲーションに沿ってアイテムリストページに遷移し、アイテムを追加ボタンを押下
- ページ内の各種フォームに商品情報を入力
上記の行動の中でも UI として捉えられる部品が多く出てきました。
- マウス
- Webブラウザ
- URLバー
- キーボード
- ナビゲーション
- ページ
- ボタン
- フォーム
これらは STORES のユーザから見たら全て UI です。さらに言うのであれば、これらの部品を使うために我々が動かす手や目などの器官ももちろん UI です。
UI が何を介しているか
物を売る商売の中でも色んな UI が出てきました。しかし、ざっくり全て UI だと言えるとしても、それぞれ全く異なるものであることは明らかだと思います。部品を整理する上で一つ一つを比べて異なるポイントを挙げたり、ラベリングしたりするのも一つの手だと思うのですが、時間が多くかかりそうです。今回、冒頭でオブジェクトからオブジェクトに対して使用するという繋がりがあればそこに UI が存在する、と言ってみたので、まずは今回の状況で出てきた各部品について使用する側のオブジェクトと使用される側のオブジェクトについて考えてみましょう。
部品名 | 使用する側 | 使用される側 |
---|---|---|
マウス | 人 | コンピュータ |
Webブラウザ | 人 | インターネット |
URLバー | 人 | Webブラウザ |
キーボード | 人 | コンピュータ |
ナビゲーション | 人 | ページ |
ページ | 人 | ページ内の情報 |
ボタン | 人 | ページ |
フォーム | 人 | 商品情報 |
お気付きかと思いますが、使用する側が全部人になっています。これは上述の行動が全て労働者の視点で書かれているからです。使用される側には色々なものが出てきましたが、UIの部品としても挙げられているものも出てきました。あるオブジェクトに接するまでに複数のインタフェースを介している状態であることがわかります。労働者の目的が商品登録であるのに対し、労働者が直接データベースを変えることができない以上、複数のインタフェースが導線として介在しているとも言えます。もちろん、この表は決して汎用的なものではなく、この状況においての役割分担のみを示しています。
UI が提供するアクション
前述の図で見たところ、使用する側と使用される側が同じものがあります。例えば、マウスとキーボードはどちらも人とコンピュータを介する UI です。その違いは UI が提供するアクションです。マウスは手で動かすことで、画面上にあるカーソルを動かします。キーボードはキーを押下することでテキストなどを入力します。
どちらも人からコンピュータに対して入力するデバイスであることに違いはありませんが、入力したい対象物と操作方法が異なります。
部品 | 対象物 | 操作方法 |
---|---|---|
マウス | カーソル | 手で動かす |
キーボード | テキスト | キーを押下 |
仮に対象物を入れ替えてみるとします。キーボードでカーソルを動かすなら、矢印キーで1pxずつ移動させたり、あるいはカーソルを動かすためのスクリプトを用意して座標を入力するなどの方法が考えられます。マウスでテキストを入力するなら、画面上にテキストのボタンを用意して一つずつ選択するなどが考えられます。想像するに、どちらも慣れ親しんだものではないと思います。
なぜカーソルを動かすのにマウスが適しているのか、あるいはテキストを入力するのにキーボードが適しているのかは我々がこれまでに経験的に学習してきた動作との関連性が強いからだと考えられます。それはアフォーダンス*1と呼ばれるものです。マウスは手のひらで握りやすい形になっており、キーボードのキーはそれぞれテキストが書かれたボタン形状をしていることがほとんどでしょう。アフォーダンスにより操作方法を経験から連想させるものは、直感的な使いやすさを提供します。それは同時に汎用性を失うことでもあります。キーボードからテキストの印字を無くせば、テキスト以外の入力も想起できるようになるでしょう。しかし、押下後に引き起こる反応はわかりにくくなり、直感的な操作性は下がります。
UI の成立条件とアイデンティティ
マウスは握って動かすだけではなく、ボタンもついています。それは、カーソルを移動したあとに選択(及び実行)という動作を後続する必要があるからです。単純に何かの選択という動作だけに絞るのであれば、キーボードに選択ボタンを設けたほうが短い操作で済みます。しかし、タイプマシンのような単純な機械ならまだしも、現代のコンピュータの機能を全てキーボードにアサインすることは難しいでしょう。そのために GUI*2 が開発され、それを操作するためにカーソルがあり、カーソルを動かすのに適した UI としてマウスがあります。ですので、マウスが UI として成立するための条件としてはカーソルを動かせる機能と、選択するという機能の2つが少なくとも必要になりそうです。
この2つを比べてみたとき、選択するという操作については、キーボードのキーの代替やマウス上のボタン自体の役割であるという見方もできると思います。ですので、マウスの機能条件の中でどちらがメインかとすれば、カーソルの移動がメインであると考えます。この機能はキーボードによって代替することが難しい機能でもあります。よって、マウスのアイデンティティとはカーソルの移動にあるといえるでしょう。
まとめ
UI を分解して、大きく以下のような事柄を挙げてみました。
- UI が介するオブジェクト
- 使用する側のオブジェクト
- 使用される側のオブジェクト
- UI が提供するアクション
- 入力及び出力する対象物
- 使用する側のオブジェクトが対象物をどう操うかの方法
そしてこれらから、
- UI の成立条件
- UI のアイデンティティ
を考えてみることになりました。世の中に溢れる UI について、できる限り当てはめられるケースを広げて話をしようと思ったので、当たり前なことに行き着いてしまったのですが。日々の開発で「もう面倒くさいから、『○○をする』ボタンを置いておくか!」なんてことにならないように、何をどうしたいのか、それを介するために本当に必要な UI ・機能はなんなのかをきちんと整理し続ける、そんな基本の姿勢は保ちたいですね!ちなみに私はマウスよりトラックパッドが好きです。
明日は Shuto Araki さんです!
ブラックフライデー2019
こんばんは!自称美容ブロガーなのでコスメの話をします!ブラックフライデー今年も Sephora で買い物しましたのでそれの報告です。今回はスピード重視で写真撮影も超適当でゴミ取りみたいな画像処理も無しですのでちょっと雑ですが勢いで感じ取ってください。ちなみに Instagram Live で開封の儀やったやつです。
PAT MCGRATH LABS / Lip Fetish Lip Balm
Pat さんの $40 もするリップクリームを買ってしまいました。Pat さんの製品全部パッケージが可愛すぎて開けられないという状況に陥りがちなんですけど今年はパッケージを開けることに成功しました。ちなみに去年買ったリップセットは完全にその状況で1年保管してしまったのでこのとき勢いで開けました。せっかく買ったコスメを開けずにパッケージ眺めるだけという究極の無駄遣い……で、開けるとですね…… ハヮ……!これは宇宙……?!きれい……そして塗ると!摩擦係数が0です。こんなに伸びの良いリップクリーム初めて。見本写真ほどキラキラはしないけど、シーンを問わず使えそうな感じでベリーグッドです!まあ、$40のリップクリームをシーンを問わずガシガシ日常使いするかっていうと、しないんですけど……
PAT MCGRATH LABS / Blitz Astral Quad Eyeshadow Palette
Pat さんの新作パレットも買いました。4色で $65 もしたんだがこれ見てもう無理になって買いました。
きれいな紫のシャドウって本当に本当に貴重なので……
ラメが入ってるというかラメだけで出来てるといっても過言ではない。芸術作品のようです。いつ使うのかって……?その質問は、使う機会を提案してくれた人にのみ許されます。
KAT VON D / 24-Hour Super Brow Long-Wear Pomade
もはや私の中で定番化した眉製品。アナスタシアのはもう全然使ってないですね……今回はセールで安くなってたから色を買ってみましたよ 黒いのは目立たくて気付かなかったけど、蓋に骸骨いるんだね。白蓋だとわかりやすいね。かわいいね。 色、赤や紫や白の眉毛を描くためというより、グラフィックライナー的なのをやるのにちょうど良さそうなので買いました。発色良くて落ちにくいから下手なアイライナーより優秀です。カラーライナー、白とかは結構いろんな製品の試してるんですが、どれもガビガビの修正液みたいになりがちなので、これには期待しています。これでもだめなら……修正液塗ります
KAT VON D / Tattoo Liner
Tattoo Liner 定番だけど使ったことなかったので買ってみました。見た目はふっつーのペンタイプのアイライナー。 試してみたところ、軽くタッチしただけでも濃密な黒!すごくいい!落ちにくさは私が普段使ってるキングダムのと互角かそれよりちょい上という感じです。まあ涙目になったりしたら多少は滲むけど、1日平穏に過ごしてれば取れないし、色の濃さも薄れなかったです。筆はちょっとコシが弱い気がしたけど、その分細い線描くのに向いてると思います。海外から輸入が必要で一本 $20 と思うとちょっと普段遣いするには勿体ないので、普段遣いはキングダムで、ちょっと凝ったグラフィックライナーやるときはこれ、という感じで使い分けようと思います。実にいいものを買った。
KAT VON D / Saint and Sinner Lipstick + Fragrance Travel
Kat Von D の香水、セールで安くなってたのでリップ付きトラベルサイズのものを買ってみました。
フレグランスは正直ちょっと失敗だったかもしれない……Saint の方が優しめなフローラルで、 Sinner はスパイシーなフローラルなんですが、どちらも主張強めに感じました。普段ルラボの香水使ってる身としてはちょっとキツイと感じてしまった。説明では Sinner がパチュリやシナモンの香りということで、ウッディな香りが好きな私はこっちかなーと予想してたんですが、思ってたよりパンチ効いてたのでもう少し優しい Saint の方が使えそうな雰囲気あります。
リップは Everlasting Lipstick の限定カラーですね。Saint は明るいピンクベージュですごく使いやすそう! Sinner は濃密で深い紫。使うシーンや人を選びそうだけど、なかなかない素敵な色です。
Saint と Lolita を比べてみたけど、 Saint の方がより明るくてベージュみ抑えめです。地味に小さなサイズなのが助かります。レギュラーサイズの Everlasting Lipstick は結構長いから収納にこまる……
秋コスメ: LUNASOL 編
これも深セン行くとき空港の免税店で買ったので、秋コスメというか夏コスメなんですが……
今までルナソルはフェザリースモーキーアイズしか持ってなかったんだけど、ブランドイメージ刷新して私好みのカラフルなアイシャドウパレットなんかを出すようになったので注目してます。あのしっとりした粉質で今まで以上に色が楽しめるなんて最高でしかないです。カラフルにはなったけど上品さもあるし。冬のコレクションも発表されてるけど、リップパレットとか超気になってます。
アイカラーレーション
右下以外はゴールド系ラメが入ったパレットで、特に左上の淡いターコイズブルーが本当に綺麗。薄付きすぎず、発色しすぎずでチャレンジしやすい色でもあります。モデルさんはポイント的に使ってたけど、これくらいの発色ならまぶた全体に薄く乗せるのもありかも?
PC冬大歓喜のピンク・パープル系パレット!ルナソルはイエローベース向きの色が充実してるイメージあったけど、これはブルーベースの人によく似合いそうな配色です。左上のパールホワイトはほとんど色味が付かず、重ね付けしてラメを足す用途にも使えそう。右下のホットピンクも派手すぎず血色感の強いピンクなので、意外と使いやすそうです。
グラムウィンク
かなりウェット且つオイリーな質感で、濡れツヤ瞼が一瞬で作れます。この処方でクリアとかあったらめちゃくちゃ欲しいです。惜しいのはこれを使うとアイライナーとかが寄れやすくなってしまうことで、あくまでも瞼の質感を主役にしたメイクアップに使うって感じですね。そういう理由で使用用途が限られてしまうのが残念だけど、こなれたオシャレ瞼が一瞬で作れるのはすごい。
写真だとほとんど飛んでしまっているのだけど、よく見ると細かい多色ラメがいっぱい入ってます。実際に肌に乗せるとグレープっぽい落ち着いた色味に発色しました。パワーパフガールズの瞼になれそう……
耐えきれずちょっと使っちゃいました。すみません!だって、赤みのある濡れツヤ瞼ってめーちゃくちゃ可愛いから……。ラベンダーフロストよりもラメが大粒で、発色もします。下まぶたに入れてちょっと病みメイクっぽくするのもいいかも。
秋コスメ: Sugarpill 編
続いて普段は海外コスメは Black Friday のときだけって決めてるのに余りにも欲しすぎてその掟を破ってしまった Sugarpill のミニパレットと今夏の新作を紹介します。秋コスメ……?
MINI COLOR PALETTE
縦横10cmサイズの小さなパレット。パッケージの猫のドット絵に加えて、パレット内各色もゲーム系のネーミングで統一されてます。パレットの表紙(?)はピンクで中がレモンイエローなのも可愛い。
全体的にパステル調で、少しくすんだ色味もあるのがこのパレットの特徴かと思います。発色は Sugarpill にしては薄付きです。色んな色で遊んでみたいけど派手すぎるのは使えないかもって人とか Sugarpill の製品を初めて買う人におすすめできそうなパレットだと思いました。
似てる色味としては、CHEAT CODE と MOCHI が似てるけど、MOCHI の方が青みも発色も強いです。あと GAME OVER と LOVE+ も似てるけど、 GAME OVER は朱赤で、 LOVE+ は深紅で違います。CONTINUE? と BUTTERCUPCAKE 、 HIGH SCORE と FLAMEPOINT は持ってないので比較できないです……。
ENDLESS SUMMER COLLECTION
今夏の新作「ENDLESS SUMMER COLLECTION」では4種類のルースシャドウとリップグロスが発売されてます。私はルースシャドウを2種類買ってみました。
よりによって似たような青を2個買うっていう。笑 色としてこういう澄んだ青が好きすぎるんです……
深いロイヤルブルーに細かい多色ラメが散りばめられてる、夜空みたいな色味です。粒子が細かくてしっかり密着します。グラデーションも作りやすそうですね。そもそも ENDLESS SUMMER の MEMENTO って名前が良すぎるよね……。
メタリックなセルリアンブルーに多色ラメが少し入っています。MEMENTO よりも荒い粒子で、よりメタリックな輝きがあります。使うのが難しそうだけど、単色で見るとものすごく綺麗。これを主役にして使いたいですね。粘着質があるので、眉とかに混ぜたら面白いかも?
秋コスメ: 中国コスメ完美日記編
深センで買ったコスメを紹介します。(深セン行ってたのは8月末なのに写真撮ったり編集するのが面倒で引き伸ばしてしまった)
完美日記 (Perfect Diary) というブランドのコスメをいくつか購入しました。Twitter でこのブランドは SNS マーケティングがうまいみたいなタレコミを見て、深センの中心地華強北エリアにある九方モールのポップアップストアに買いに行ってきました。(店の外観の写真は撮り忘れました。)店内はかなり繁盛していて、万引防止や商品陳列コスト削減のためか店内ではサンプルのみが展開されていて、買いたい商品があれば店員さんに話しかける。そうすると、店員さんは手持ちのスマートフォンで在庫をチェックして、カート情報を更新してバックヤードに伝達、というシステムのようでした。そしてもちろん QR コード支払いのみ。この購入フローは観光客にはかなりハードル高かったし、実際店員さんが忙しそうな中翻訳アプリ使いながらあたふたしてたので、かなり迷惑をかけてしまいました。申し訳ない……。
で、買ったのは
- アイシャドウパレット一個
- シングルアイシャドウ3色
- リップスティック1色
です。どれも日本国内で買えるコスメにはない特徴を備えていて試すのめちゃくちゃ楽しかったです。特にどれもラメの発色がとても鮮やかで、アイシャドウ系が強いと思いました。
アイシャドウパレット
大英博物館とコラボの16色入りアイシャドウパレット。上二段は普段遣いに良さそうなマット・パール系の色味が多く、下二段は発色も良く大粒のラメが入った色など、遊べる色味が多いです。
特に三段目の左から2番目 (STOMP!) や3番目 (CAN'T STOP) なんかはかなり強気にラメが入っており、またシルバーやブルー系のラメの配合がとても美しいです。
全体的に温かみのあるピンク系の色味が多くて、ブルベイエベ問わず使えそうなのも良い。この秋冬ヘビロテしそうです。写真撮るまで使えないなーと思ってたのでやっと使えます……(そう思ってるなら早く写真を撮れ)
シングルアイシャドウ
ラメラメのシングルアイシャドウも3つ買いました。これもなにかのコラボで限定品だったような気がするけど詳細を覚えていないという……(買ってすぐに写真を撮ってブログに書け)
使う前に佇まいが既に印象派の絵画みたいで美しいんですけど、使うとびっくりするくらいラメッラメのキラッキラなんです。というかラメが多すぎて写真を撮るのが難しかったです。ですが、単純にギラギラしてるのではなく、色味が複雑で光の角度で様々な表情を見せる、芸術品のようなお品となっております。
R01 はローズ、ネイビー、パールホワイト、オレンジ色が配合された色。暗いところではピンク色に見えるけど、光が当たると多色ラメがそれぞれ主張してかなり眩いです。
R03 はパールホワイト、ゴールド、オレンジが配合された色。苦手なオレンジ系の発色なんだろうなーと思ってたら、意外とシルバー成分が多くて優しいピンクベージュに発色するので驚きました。
R08 は黄緑、エメラルドグリーン、イエロー、ピンク、パールホワイトが配合された色。パールがかったかなり明るい黄緑に発色するので、アクセントカラーとして使ったら絶対に可愛い。
こんな感じでパッと見からは想像出来ない発色をするのがすんごく楽しいシングルシャドウです。色んな色のラメがキラキラキラキラしてて見てるだけでもニヤけちゃいますね。全色欲しいくらいだったけど在庫切れのものもあったので特に気になった3色を買いました。
リップスティック
最後はリップスティック。スティック自体の色味はボルドーっぽく見えるんですが、実際はマットで鮮やかなチェリーレッドに細かいゴールドパールがぎっしり詰まってる色味です。これもパッと見ではわからない発色。
実際に塗ると真っ赤な中にゴールドが光るまさに中華美女!って感じの唇になる上、塗り心地はとても滑らか。少し甘いバニラっぽい香りがするのもなんともセクシーです。ぜひとも真っ赤なチャイナドレスを着て合わせたい一品。
フリーランスになってからここ1年
人から見たらどうなのかは知らないけど、私自身の感覚としてはなんとか1年やってこれたというかんじである。稼ぎとしては毎月の収支グラフを見れば上出来っぽいし、税金も(モヤモヤしながらも)いっぱい納めてる。
2018年の9月に前職を退職してから、常に2~3案件を掛け持ちし続けてきた。ありがたいことに、今のところは人伝いに紹介をもらって請ける案件がほとんどだ。内容は Nuxt.js の案件が多い。継続している案件もあり、全く要件の違う新規開発もしている。おかげか Nuxt.js 自体はもちろん、周辺知識もそれなりに溜まってきたし、一年前よりもずっと技術力は上がったと思う。
会社員時代から一番変わったのは、自分が仕事に対して臨む姿勢だと思う。会社の中の一員としてチームに配属され、みんなで相談しながら決めたことを開発していって、半年ごとに会社から評価を受けて、給料が上がったり上がらなかったりするという働き方は、自分の中で案件に対するコミットメントを下げる要因だったと今になっては思う。チームの輪を乱さず、会社の評価基準に準じて行動することが前提でないと給料が上がらないという評価査定システムは、はっきり言って案件へのやる気を無くす。もちろん案件での成果も査定基準に入っていたとは思うが、その評価方法はよく覚えてないけど確か上司やチーム内のメンバーからの評価が主なソースだった気がする。クライアントからの評価も、自分ひとりではなく会社やチーム全体への評価であり、そこで悪目立ちしないようにそこそこで働けば、案件は継続し、給料を貰い続けることができる。もちろん積極的な働きをして成功すれば昇給とかがあったのかもしれないけど、面倒だったし、家に帰って犬を撫でることのほうが価値が高いと思っていた(これは今もそう思う)
一方で独立して案件を請けるということは非常にシンプルで、案件にコミットすることでしか報酬を受けることはできない。案件にコミットできなければ簡単に切られるし、自分がどうやって案件にコミットできるかを考える必要性がある。これは案件主体な考え方だけど、逆に自分主体に考え直せば、自分が持っているスキルをどう使えばお金になるかを考えることでもある。これは、すごく楽しい。仕事をしたら誰かの役に立ってお金になる、そんな初めてバイトをやったときみたいな新鮮でプリミティブな気持ちを得られるのは、フリーランスのいいところである。こういうふうに考えるようになってからは、仕事というか、仕事を通じての社会参画へのモチベーションを保てている。楽しい仕事をやらせてもらっているというか、自分が楽しくなるように仕事をしているので、楽しい。会社員の友達に「フリーランスってどうなの?」と聞かれて「仕事楽しいよ」と答えているのはこういうことである。みんなどうも信じてなさそうに見えるけど、嘘はついてない。
といってもこういうふうに思うようになるまではやっぱり紆余曲折あって、それなりに色々ミスったりしながらの道のりを歩んでいる。
まず、去年の8月に請ける予定だった案件が縮小することになった。会社を完全にやめることを決めた直後だったのでかなりショックだった。それと仕事とは関係ないトラブルが色々と重なった。当時実家に住んでいて、家族内の問題に長女らしく責任を背負おうとして絶望的になっていたこととか。同時期にダイエットに異常にのめり込んでおり、厳しい食事制限(1日の糖質は90gまで、トータルカロリーは1200kcalまでで、サプリのカロリーとかまで計算してた)とジム通い週2日ヨガ週1~2日を課していて、たしかに自分史上最高のスタイルにはなったのだけど、一日中頭が痛いし食べ物のことばかり考えてしまうしでやられていた。まあとにかく精神的に限界だった。そうなると当時請けていたもう一つの案件の方も集中出来なくて、1日1コミットが精一杯みたいな感じになってしまっていた(本当にごめんなさい)どう考えてもこの状態はやばい、と心療内科に相談しにいって不安障害の診断を受け、5ヶ月ほど投薬と通院をしていた。その間に実家を出ることを決め、一人暮らしを始めてからは家族関連のストレスは落ち着き始めた。
このタイミングで一人暮らしを始めたのは正解だったと思う。立地も内装もいい物件が見つかって、インテリアもこだわって自分好みの空間にしているし、住んでいるエリアも気に入っている。しかし、自分ひとりだと誰も私の生活リズムに口を出さないので、だんだんと生活リズムが崩壊していく。引っ越した直後は慎重に生活していたのだが、年明けから仕事を増やし始め、ピーク時は3案件を並行しながら技術書典に向けた執筆をするという事態になる。一つの案件でオフィスに出向して、昼休みは別案件の対応をし、帰ってからは別案件の対応か技術書典の執筆、という生活が3~4ヶ月ほど続く。当然ジム通いとヨガの習慣は消え失せ、食事は惣菜やコンビニ飯が増え、仕事中にお菓子を食べ始めるようになり、体調を崩しながらも仕事をして、仕事が一段落するとコンビニに駆け込んでスナック菓子を大量に買って食べる。去年の min 体重からあっという間に +9kg である。見事なリバウンドっぷり。
明らかにワークライフバランスがワークに偏ることについては、本人がマネジメント出来る範囲ならいいと思う。でも、菓子パン4つとポテチ2袋と煎餅1袋とアイスと大福を無心で食べ尽くす私は明らかにマネジメントできてなかった。美味しくて仕方ないから食べていたのではなくて、食べたくないし美味しくもないのに、胃がはち切れるくらい食べないと気が済まないという状態になっていた。最初は心療内科の通院も要らなくなったし引っ越してお金も使ったしいっちょ稼ぐか!くらいに思っていたのが、せめて仕事で価値を出さないと生きていてもなんにもならないと思い込むようになっていた。思考が変わったきっかけとして思い当たるものはあるんだけど言いたくない。まあとにかく、そういうストレスを対処するために仕事を増やしたり、過食したりしていた時期がある。そういうわけで、仕事を休んで旅行することにしたのだ。(といっても、深センに行ったのは技術書典のネタ探しで、今も技術書典の原稿を書いているので、完全に休んでいるわけではないが)過食はピーク時よりは落ち着いたけど、まだたまにある。実際、旅行に来てもスーパーでお菓子を買い込んでホテルで食べている。なんでこんなことにといつも思っている。でもたぶんそういう行為によって心を自衛しようとしてるんだとも理解しているから、鏡を見るたびに落ち込むのは事実だけど脂肪は私の心を守ろうとしてがんばったな勲章だな、と考えるようにしている。私という戦うボディをタイトなジーンズに捩じ込んでいる。尚、タイトなジーンズとは、Mサイズである。