さらに新しい日記

さらに新しく作られた日記

シアトル旅行記

本当はイギリスの Bangface に行くつもりだった。でも、仕事を休めるかの確認を取るのが遅くなってしまい諦めた。どうせなら別の場所にでも行けたらいいんだけど、とぼんやり思いながらいつもどおり過ごしていたら、丁度良く BLEEP BLOOP がツアーやってて、その中でも一番自分好みのやつが休もうと思ってた期間にある、というので行き先を決めた。それだからシアトルに行った。

学生時代は海外旅行は今しか行けないからできるだけ行ったほうがいいよ、とかそんなことをよく脅されていたように記憶しているが、私は幸い仕事の状況さえ合えば休みを取ることに寛容な環境にいるらしい。当時は脅しに従って、少ないお金を工面しながらも何度か格安ツアーに参加していたが(それも倒産に伴うトラブルで連日報道続きの「てるみくらぶ」で)、そのような雑でリスクの高いツアーに参加するより、自分の都合を最大限に利かせて旅程を組み立てられる社会人の旅は良いものだと思った。人のいうことはあまり当てにしすぎないほうがいい、どんなことでもやりたかったらやれる方法を自分で探せば達成できる可能性はあるという事例だ。

前後の予定や航空券の代金などを考慮していった結果、滞在できたのは三泊四日、それも丸々使えるのは2日だけになってしまったが、結果濃厚な旅行経験になったと思う。これ以降、それぞれ滞在の要素を記していきたい。

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羽田空港でのおれ

初めての Airbnb

シアトルのダウンタウンあたりでホテルを取ろうと思っていたが、思っていたより高かったので、 Airbnb を使ってみることにした。 空港とダウンタウンの真ん中くらいのエリアで、LINK(シアトル空港から University of Washington を繋ぐ電車)の駅から徒歩5分の距離の場所にある宿を取った。 Airbnb 自体初めてだしホストとうまくやれるか不安だったが、ホスト(正確にはホストのボーイフレンド)が過去に日本に留学していたことがあったようで、日本の話で盛り上がった。そこで信頼を勝ち取ったという自信はある。滞在2日目の朝は車でダウンタウンまで送ってもらったり、シアトルのおすすめスポットや観光に便利なルートを教えてもらえて結果とても良かった。1人旅だとあまり人とコミュニケーション取ること少なくなりがちだと思っていたけど、 Airbnb だとそういった懸念は解消されやすいなと思った。もちろんホストによると思いますが。

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Airbnb でとった部屋

Pike Place Market

1日目の観光の始まりは Pike Place Market から始めてみた。

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こういう市場がありーの、地下に潜ると

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等身大ダリルパネルが売っていたり(アナログゲームやキャラクターグッズを扱う店で売ってた)

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ヴィンテージ広告屋さんなど、バラエティに飛んだ小店がたくさんあり、いくらでもいられてしまう可能性があったので適宜切り上げた。(ヴィンテージ広告屋は結構危なかった。マリファナの広告とか買いそうになってた)

ここにはあのスターバックスコーヒーの第一号店があるらしく、そこにも行ってみた。

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限定の一号店限定グッズが売っていて、並んでいる人らはほぼ全員それ目当て。コーヒー飲んでも普通のいつものスタバの味でしかないらしく飲まなかった。残念ながら私も並んで限定グッズを買ってしまいました……。

Shopping, Shopping, Shopping

その後はダウンタウンに移動し破産する覚悟で(比喩だよ)散財してきました。私の大大大大大大好きな Sephora や Urban Outfitters は日本にはありませんからね。 Sephora では Urban Decay の NAKED SMOKEY アイシャドウパレットとか、KatVonD のマットリップとか、 Kevin Aucoin のハイライターとか……とにかくいっぱい買ってきました。買ったもののレビューは別記事にしようと思います。あと Nordstrom という日本でいう伊勢丹みたいなデパートにも行ったけど、数時間うろついて結果何も買わなかった。ただしホームレスが Nordstrom の前で寝てるの見ると日本と同じだって思えてよかったっす。服飾品以外では Whole Foods Market に行って、ちょっといい感じのお菓子系のお土産や朝ごはんを買った。WALMART なんかも好きだけど、今回はそこに費やしてる時間はなかった。

Space Needle, Chihuly Garden and Glass, MoPOP

1日目は Pike Place Market とダウンタウンのショッピングで潰れたので、2日目はスペースニードルとか、シアトルの観光地っぽいところ行くぞ!と決めてルートを組んだ。ダウンタウンまで LINK で行って、モノレールでスペースニードルへ。最初は MoPOP (Museum of Pop Culture) に行った。行ったあとに思ったけど自分そんなにポップカルチャーよくわからないんだった。著名なアーティストの衣装とかが飾られていて、好きな人は好きだろうなという感じ。疲れてロビーで30分くらい寝てしまった。

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大量の Squire がくっついたオブジェ

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リッケンバッカー大好き芸人なので

その後は Chihuly Garden and Glass に行った。ガラス工芸は綺麗だったし、スペースニードルも合わせて見られる庭園もあって、フォトスポットだったなという感想。疲れていて良い写真も撮れてなければ感想も思い浮かばない……。

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スペースニードルとガラス工芸

ZIPSIM

そういえば、今回の旅ではプリペイド SIM を買っていって、現地ではそれをメインに通信していた。今まではずっと Softbank 版の iPhone を使っていたので Wi-Fi レンタルをすることが多かったんだけど、今持っているのは iPhone SE の SIM フリー版。それなら安くて、現地の番号も貰えて、紛失のリスクもないプリペイド SIM を使ったほうが絶対得、ということで ZIPSIM を予め買って持っていったのだった。

アフィリンクだぞ!

使い方は実に簡単で、 SIM を入れて、 APN を設定して、再起動すればもう LTE 通信できる。というわけで調子に乗った私はなんでもかんでも instagramトーリーに上げまくり、2日目の晩御飯中に 1GB の通信容量を使い切ってしまった。……これから STYLSS Takeover に遊びに行くというのに? Map のオフライン設定もしてないから場所すらわからない。つか帰りは UBER 呼ぼうと思ってたけどそれも出来ないってことか?これ見にシアトル来たようなもんなのに、まさか今諦めて宿に戻るしかない?……などなどの不安要素がいっぺんに襲ってきた。

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その時食べていたチーズケーキ。一人旅で通信出来ないという恐怖のあまり飯が喉を通らず、少し残してしまった。

とりあえず Free Wi-Fi を掴めるところで、追加容量を購入しようという計画に出た。The Cheesecake Factory を出て目の前にある Visit Seattle とかなんとかいう観光案内所に駆け込み、 Free Wi-Fi を掴む。無事 ZIPSIM のサイトにアクセスし、追加容量を購入しこれで一安心……と思ったところ、 SIM ID を要求される。しかし、 SIM を取り出すためのピンは持ち合わせてない。どっか近くでピン売ってるところないか、と思い、近くの T-mobile に移動。すると、店員が私の焦り様を見て「ピンくらいなら貸すよ!」と助けてくれた。無事 SIM ID を入手し、追加容量も購入出来まして、店員に感謝を伝え、その後めちゃくちゃ通信した。

STYLSS Takeover in Q Nightclub

さて、ここまでで大分疲れてしまいましたが今回の旅はこれ目当てです。 STYLSS Takeover in Q Nightclub!無事追加通信容量も手に入れたことですので Google Map を頼りに Nordstrom から徒歩で Capitol Hill 方面へ。

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電柱がフライヤーで埋め尽くされてるの最高すぎる

オープンまであと5分程度というところで Q Nightclub に着いたので近場で待ってたら、小汚いおっちゃんが近づいてきて何かメモを取り出して話しかけてきたので即座に「No」と言って、セキュリティの人間に半ば強引に「ねえ!まだ開いてないの?!?!?!?!」と言って開けてもらった。トイレに入ったらまだ掃除中で、掃除のお兄ちゃんに「もしかして外って雨降ってる?」って聞かれて「雨降ってないよ」って言ったら「よかった〜!今日ずっと雨って聞いてたからさ〜!ずっと心配だったんだよね〜!今日楽しもうね〜!」ってめっちゃフレンドリーに接されて最高のクラブ体験の始まりだって思った。

タイムテーブルは IG88 → QUARRY → EASTGHOST → BLEEP BLOOP 。重心低めの2010年代後半っぽい TRAP が5割で、全編私好みの音しか流れなくてこんなことは中々ないだろうと。特に QUARRY が BLEEP BLOOP と共作した Ice Cold Eyes かけてて「STYLSS のイベントに来ている……」という実感が沸いてスイッチ入ってしまった。クロークに預け損ねてコートを着たままずっと踊って。

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BLEEP BLOOP!!!!

最高な時間はあっという間に過ぎ、2時ピッタリにおしまい。その後 UBER を呼んで宿に戻り、5時間後には宿を出て飛行機に乗り、弾丸旅行を終えたのでした……

あっガンジャを吸う時間はありませんでした。でも、ダウンタウンでは仄かにガンジャの匂いがしていたので受動喫煙はしていると思います……